7月例会「五感で感じる震災復興〜大船渡に学ぶ地域再生」事業報告

所沢商工会議所青年部7月例会「五感で感じる震災復興〜大船渡に学ぶ地域再生」が、令和7年7月26~27日に開催されました。

本例会は、大船渡市の震災体験を五感で感じて、復興したプロセスや実情を学ぶことを通じて、ビジネスのみならず人生に役立つ気づきを得る機会とすることを目的に実施されました。

移動中のバス内で朝礼を行い、小寺会長から例会にかける意気込みなどのご挨拶がありました。

 

大船渡市の震災復興のシンボルである「さんま焼き師」の資格取得を通じて、地元の方のさんまにかける想いを感じることで、地域課題を解決するヒントを学ぶ機会となりました。

 

 

参加したメンバーは、真剣な面持ちで講師のさんま焼き師範の講義に耳を傾け、実際に炭おこしからさんま焼きの工程を学び、お客様に提供する心持ちなどを学びました。

 

 

焼き上がったさんまを皆で試食して、自身で焼いたさんまの味に感動し、実際に現地に行って体験することの大切さを再確認する機会となりました。

 

 

実技講習後は、座学にて大船渡市の風土や文化を学びつつ、さんま焼きについての知識を学びました。

その後は、五感で学んだことを発揮すべく参加者全員で難関試験に挑みました。

合格発表は、9月頃になりますので、全員合格して立派な「認定さんま焼き師」になることを切望します。

「認定さんま焼き師」のイメージ画像

さんま焼き師認定試験を運営している(一社)大船渡市観光物産協会とさんま焼き師範の皆様には、大変お世話になり、心より感謝申し上げます。

 

大船渡の夜は、本例会の企画段階から様々な面でお世話になった大船渡YEGの皆様と懇親会が開催されました。

大船渡YEGの米谷会長に友情の証として、ライオンズのユニフォームを贈りました。

2日目は、大船渡の震災遺構を巡る視察を行いました。

津波が襲った時刻で止まっている時計塔や命の階段など、現地でないと感じることのできない津波の怖さを学ぶ機会となりました。

 

その津波の被害からどうやって街が復興したのか、まざまざと学ぶことができました。

しっかりと現地の人の想いを受け止めて、今後の活動に活かしていきたいと感じました。

実際に震災を体験したガイドさんの言葉は、我々の心に刺さる真実の響きがありました。

まさに「百聞は一見にしかず」を体験する貴重な機会となりました。

 

大船渡で学んだことを地元の所沢に還元できるよう、これからもまちづくり活動に邁進して参ります。

 

結びに、遠方の例会にもかかわらず、多くのメンバーにご参加いただきまして、心より感謝申し上げます。

 

報告者:スキル向上委員会 委員長 長谷部 浩一